あの名作リスペクト!?「神無迷路」という素敵な作品に出合った話

ゲーム

この度タイトルに書いてあるとおり神無迷路というゲームをプレイしまして、どのように思ったか、どう感じたかを記事にしてみようと思い、投稿させていただきました。ちなみにちょっとだけ攻略情報あります。

プレイしたプラットフォームはSteam(PC)です。

発売日:2024年5月15日

Steamの「神無迷路」のページはこちら

製作者「致意」のX(旧Twitter)はこちら

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動画ではないですが、このようにゲーム内に配信ガイドたるものがあるので分かりやすいですね。

どんなゲームか?

サウンドノベル・・・というジャンルをご存じだろうか?言葉通り、音楽が流れながら小説のように文字が映し出されるゲームなんですけど、このゲームはまさにそれです!(今回記事を書くにあたって初めて知ったんですけど「サウンドノベル」はチュンソフトの登録商標だったんですね)

アドベンチャーゲームの表現の一つでして、最近大手メーカーではめっきり減ったジャンルのゲームです。その中でも特に有名であろう作品が「かまいたちの夜」という作品です。ゲームをやったことがない人でも名前くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか?

この作品はその「かまいたちの夜」をリスペクト?インスパイア?の作品なんです!

詩的な表現とともに映される青いシルエット、まさにかまいたちの夜を意識した作品なのはわかりますよね。私はちょっとだけプレイしたことがある程度ですが、感慨深い人もいるでしょう。私はどちらかというとチュンソフトであれば「428」や「街」のほうがプレイしているので。

物語のあらすじ

あらすじは以下のようになっていきます。どのように物語は進み、彼の運命は如何に・・・

入学試験に失敗し、3年間も浪人生活を続ける主人公、波立良志。
貧困に喘ぐ彼は、謎の地下研究所のアルバイトに応募する。
しかし実験の日、9年前に死んだはずの幼なじみ、小酒井澪と不思議に再会した。
懐かしい夏の記憶が蘇り、良志は混乱に陥る。
幼なじみの謎の復活、時間の逆行、閉鎖された空間での連続殺人…
良志は運命の迷路を抜け出し、逆境を覆す鍵を握る答えを探し出せるのか。

Steamストアページより抜粋 https://store.steampowered.com/app/2876250/_/?l=japanese

ゲームの内容

かまいたちの夜に触発された作品だけあって、ホラーチックなミステリー・・・ではなくSF×ミステリーと言ったほうが良いでしょう。Steamのレビューにもあるようにシュタインズ・ゲート(シュタゲ)にミステリー推理要素を合わせたような作品になっております。

SF絡みの話から殺人事件へと展開していき、推理してこの物語に終止符を打つ!という王道的流れです。シリアスな場面が多い本作ですが、クスっと笑ってしまうところも用意されているのも本作の魅力。

チュンソフトもそうですがコミカルさもしっかりあります。
あのコンテンツ好きなのかなw

もちろん推理するのが最終的ゴールですが、その過程も良くできていると個人的には思いました。また実際の事件を引き合いに出しているのでより物語に深みを演出しています。

実際の事件。気になった方は検索してみてください。
終盤の推理パート

攻略のコツ

とりあえず、ひたすら読み続ければトゥルーエンドにはたどり着きます(笑)

「街」や「428」みたいな誰かを特定の行動をさせないと、違う誰かが行動できない進まないというゲームではないのでひたすらテキストを読むことになります。

おそらく、最初に到達するであろうエンディング。画像に書かれているとおりマルチエンディングなので複数あるエンディングを見ていき、その中でも「心印」というカギを持ったエンディングが存在しているので、そのエンディングを回収すると物語をさらに奥へと進めることができます。

「心印獲得」という文字が見えますね

心印とは何に使うか?この物語では最初進めたときでは『選べない選択肢』が存在し、その選択が解除される仕組みです。

南京錠マークがついており、選べない状態
見えづらいかもしれませんが「15」「91」に注目

心印を獲得すると、どこかの南京錠マークがついた選択肢が解除されるので、その選択を選ぶと新たな物語の展開へと発展していくのでこの繰り返しとなります。

画像の『フローチャート』ように「91」のカギマークが心印を獲得を意味し「15」ではロックが解除されているという風になります。※注意「91」が「15」に連動しているというわけではありません!あくまで説明のためのものです。

詰まるとしたら最後の推理パート

わからない人はわからない・・・と思います。というか普通に推理すると犯人をバチ当てしたつもりがなぜかバッドエンドになるので???となるでしょう。はい、私です(笑)

物語の読みこみが浅いか、頭をひねるというか、これはSFが絡んでいるという認識を持って推理する必要があるということですね。

なので最後の推理パートの選択肢を書いておきます。思いっきりネタバレになるので文字が見えないようにします。ドラッグすれば見えるというやつです。

まあ、見ずとも片っ端から選択していけばいつかたどり着けるので、できれば見ないで物語を見てほしいですね。相当時間がもったいない人向けの情報となります。

犯人推理の選択肢「小酒井澪」                                 2番目の選択「B1階には君の共犯者がいる」                                       3番目の選択「雪村以外の参加者」                                              4番目の選択「黒川」                                              5番目の選択「その可能性と向き合う」                             6番目の選択「わたし」                                                     7番目の選択「受け入れる」                                               8番目の選択「扉を開ける、私と対話する・両方OK」

                              

まとめ

所要プレイ平均時間が3~5時間らしく案外サクッとプレイできるゲームだと思います(私は5時間強)物語の内容はよくできていると個人的には思っていますが、さらにこのゲームまさかのフルボイス!正直、前情報無し直感で購入したのでびっくりビックリ(500円ですよ!)

この手のゲームを快適にプレイするスキップやオートセーブ的なやつ、会話履歴、フローチャート。選んだことのある選択肢の色変化等、必要なものは標準搭載しているので問題ありません。

かまいたちの夜は私自身ちょっとしかプレイしていませんが、そんなこと関係なくかなり楽しめました。夢中になってやってしまいましたよ。あくまでかまいたちの夜をプレイしているといろいろと感慨深くなったりニヤリとすることがあるだけで新規でも問題なくプレイできます。自信をもっておすすめです。

アイキャッチ画像にもあるよう風鈴は大きな意味があるのですが、季節的にもプレイするなら初夏である今」か「夏」がベストだと思います。気になった方はぜひプレイしてみてはいかがでしょうか。