ゲームの難易度はどのようにあるべきか

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ノートの写真/画像提供:ぱくたそ様

この度タイトルに書いてあるとおり、ゲームの難易度を独断と偏見のもと、考察したものを書いていこうと思います。

なぜ、このような記事を書こうと思い立ったかというと、先日SONYがプレイヤースキルに応じたレベルにリアルタイムで調整する機能を作成したらしく、特許を申請したとのこと。

ゲームの難易度というのはeスポーツの隆盛も伴ってか、ここ数年議論されることも多いテーマの1つですよね。高難易度をクリアしたものが正義でその下の難易度は悪というような風潮が無きにしも非ずです。ゲームの難易度とはどのような姿が好ましいのか。

ゲーム難易度の一般的認識

ゲーム難易度は一般的には、かんたん・ふつう・むずかしいの3つが主にメジャーだと思います。ただ、表記としては英語で書かれていることのほうが多いのが当たり前ですよね。Easy・Normal・HardそこにVeryとか付いてより簡単により困難にする傾向があります。

ちょっとイカした表記だと、例えばデビルメイクライのDMD(ダンテ・マスト・ダイ)またMGS3のEuropean・Extreme(ヨーロピアン・エクストリーム)とか聖剣伝説LOMのノン・フューチャー・モードなど、どれも高難易度を表します。

RPGやアクションゲームに採用されることが多く、RPGならストーリーを、アクションゲームなら爽快感を重視して難易度を選択することが推奨されますよね。このように難易度はユーザーによってどれがもっとも楽しめるかの重要な判断材料となっているのが一般的認識だと思います。

ゲーム難易度が議論されるわけはなにか?

さて、ゲーム難易度が議論される理由として主は商業的理由ですが、少数意見として高難易度を攻略できないとバカにされるのではないか?といった精神的な側面もあると思うからです。

商業的理由

商業的理由としましては、誰でもわかるとおり、あまりにも難しいとユーザーが離れていくことが懸念されるからです。どんなに面白いゲームだったとしても難しいと判断されれば途中で投げ出してしまいますよね。ましてや今の時代SNSの普及で発売してからすぐに、難しいことゲームであるとかバグが多いゲームというのがすぐにわかります。せっかく買ったのに難しくてクリアできないと損した気分にもつながります。

難易度が理由で衰退したゲームジャンルの一例が2Dシューティングゲームです。始まりは誰でも楽しめるように作られたゲームですが、原因はこのゲームが最も遊ばれたであろう『ゲームセンター』にあるようです。

ゲームセンターが利益を上げるには回転率を高める必要があり、クリアできるようでできにくい難易度調整が求められます。そうなると難易度が上がっていくのは自然のことですね。そして、その高難易度がシューティングゲームのマニアックな方々に喜ばれてしまったがゆえに、ライトユーザーお断り状態になってしまったため、衰退してしまった・・・ということのようです。ただ、すごい弾幕を避けてる動画を見てる分には面白いですけどね。

また、同じゲームセンターなら格闘ゲームも同じですよね。90年代、格闘ゲームは隆盛を極めたと言っても過言ではないと思いますが、2000年に入ってからどんどん隅に追いやられてるイメージが私にはあります。KOF(キング・オブ・ファイターズ)でお馴染みの「SNK」が民事再生法を申請したことが良い例でしょう。難易度調整を間違うと時と場合によっては大きな損害にまでつながることがわかります。

格闘ゲームの現在は『eスポーツ』として再燃しており、目が離せないコンテンツとなっているのは微笑ましいですね。

精神的側面

では、精神的側面ではどうでしょう。例えばアクションゲームそうですね・・・デビルメイクライシリーズがあったとして、難易度がEasy、Normal、Hardの3つから選択する場合何を選びますか?私はNormalなんですけど、すべての人間が選ぶかというとそうでないですよね。

アクションは苦手だし、ストーリーをじっくり楽しみたいと思う人はEasyを選ぶ可能性もあります。こんな時に人によっては「いや、デビルメイクライはそんなに難しくないし、NormalかHardスタートでしょ?」とか「Easyとか選ぶやついるの?」とか平気で言ってくる連中はいつの時代も変わりません。SNSが普及してる今、目にすること耳にする機会は多いと思います。

苦手な人は本当に苦手なんです。もっと言ってしまえば年を取れば自然と反応は遅くなります。プロサッカー選手の寿命がそう長くないように、プロeスポーツ選手も長くないと言われています。根っから苦手な人が年を取るとより難しいでしょう。ただ『ゲームセンターCX』の有野課長は頑張っているほうでうすけどw

このように実際にバカにされなくとも、本当にバカにされたら嫌だな恥ずかしいなと思ってゲームをやらなくなってしまうことで、せっかく面白い、感動するゲームに巡り合う機会を奪われてしまうことが考えられるのです。

まとめ

難易度によってゲームの面白さが大きく変わることはないと思います。しかし、その難易度によって楽しんでいるユーザーもいれば、少数意見ではあるかもしれませんが、苦しんでいる人もいるという現実があります。

本来自分に合った難易度で楽しめればよいはずなので、今回のSONYのリアルタイム難易度調整がどう転ぶのか要注目ですね。

最後に、私もバイオハザードRe:4なんですけど、いままでのバイオハザードシリーズは最低でもNormalでクリアしてきましたが、Easyを選んでいます。難しいんすよw

自分に見合った難易度での楽しいゲームライフを送れたらそれが1番の正解だと思います。最後までお読みいただき、ありがとうございました。